告白が成功し、晴れてカップルに!と、喜んだのは束の間、今度はどこにデートに行ったらいいのかと悩む日々。この記事では心理学の博士がおすすめのデートスポットについてアドバイスします。
[box04 title=”今回のお悩み”]
高校生の男子です。
告白に成功して、晴れて好きな子とカップルになれました。
来週試験明けなのでデートに誘いたいのですが、遊園地やショッピングモールみたいな定番のデートスポットは近くにはありません。
そもそも、デートってどういうところに行けばいいのですか。
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おすすめしたいデートスポットはどこ?
デート場所についてお悩みとのことですね。
心理学的に一番おすすめしたいデートスポットは、ずばり飲食店です。
「パブロフの犬」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、ロシアの生理学者パブロフが行った実験からできた言葉です。
パブロフは犬にエサを与えた時に唾液腺から分泌されるヨダレについて研究していました。
ある日彼は、飼育員の足音がするだけで犬がヨダレを出すことに気付きました。
その後の研究では犬にエサを与えるときにベルを鳴らしていたのですが、やはりベルを鳴らすだけでも犬はヨダレを流すようになりました。
つまり、この犬は「飼育員の足音やベルの音はエサがもらえる合図」ということを学習したのです。
この学習過程は古典的条件づけと呼ばれます。
古典的条件づけは合図のように知識の習得だけではなく、感情の学習にも応用させることができます。
例えば、犬を散歩に連れて行く度にリード紐を見せるとしますよね。
しばらくすると、リード紐を見せるだけで犬は尻尾を振って喜ぶようになります。
つまり、犬にとってリード紐は好きなものになったのです。
そんなわけで、デートでは彼女が好きなものを食べに行ってください。
好きな食べ物をあなたと一緒に食べることを繰り返すことで、あなたへの「好き」に食べ物への「好き」が上乗せされ、好感度がますますアップしていくことでしょう。
デートの食事代は、どこのくらい払うのがベスト?
食事代は割り勘か、あなたのほうが少し多めに出すぐらいをおすすめします。
それというのも、「返報性の原理」という法則が心理学にはあるためです。
これは、「何かしてもらったら、そのお返しをしよう」、いうなればお互い様ということです。
例えば、友人から北海道旅行のお土産にキーホルダーをもらったら嬉しいけど、木彫りの大きな熊をもらったら引いてしまいますよね。
そんな感じです。
ただし、「女の子と食事に行ったら男が全額払うべきだ」という価値観を相手が持っている場合は話は別です。
好きな女の子がデートでの食事の代金についてどんなふうに考えているか、事前にさりげなく確認しておくといいかもしれません。
[box04 title=”まとめ”]
デートでおすすめの場所は、ずばり、飲食店です。
飲食店をメインにデートプランを練らなくてもいいですが、必ずお茶休憩程度でもいいですので、彼女の好きな食べ物を一緒に食べに行ってください。
そうすることで、食べ物への「好き」があなたへの「好き」に上乗せされ、ますます彼女はあなたのことを大好きになるでしょう。
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