FXで利益を得たいと考えるのは正常ですが、ガッツリ儲けたいと思うとFXの思わぬ罠に陥ることがあります。
まず、ガッツリ儲けたいという考えを根本的に除き去ることが最初のステップとなります。
というのも、FXはレバレッジを効かすことのできる金融取引ですから、それがメリットでもあり、デメリットとなることがあります。
言い換えると、リスクと隣り合わせ。稼ぎたいという気持ちが強いと、往々にして負けが続きます。
では、どのようにFX投資と向き合うべきでしょうか?
おすすめしたい利益目標額
FXで負けこんでいる人の大部分は、利益目標額が高すぎる傾向にあります。
「1日1万円儲ける」という目標設定が高すぎるか否かはトレーダーによって違いますが、FX初心者やFXでなかなか勝てない人にとっては、少々ハードルが高い目標です。
おすすめしたい利益目標額は、「1日1000円」または「1日10pips」です。
銀行の普通預金の金利は約0.1%。仮に100万円を1年間預けた時の利息は約1000円となります(税金差引前)。
何もしないでも1年で1000円稼げるなら、それよりは稼げる程度と考えて、1日1000円の利益目標は妥当かと思います。
10pipsの値幅をとるということは、ドル円ベースで考えると「100円で買い100円10銭で売り」。
ハードルとしてはそんなに高くないイメージですよね。
1回の売買で稼ごうと思わなくてもOKです。例えば、1万通貨取引なら、
- ドル円100円で買い100円10銭で売り=利益1000円(値幅10pips)
- 「ドル円100円で買い100円5銭で売り」×2回取引=利益1000円(値幅合計10pips)
- 「ドル円100円で買い100円1銭で売り」×10回取引=利益1000円(値幅合計10pips)
上3つの方法どれでも利益1000円獲得となります。
1日1000円の利益という目標を月10回達成で、1カ月の利益合計額が10000円ですから、今まで負け続けていたことを考えれば十分な利益額です。
もし、1カ月間の利益が継続的にプラスになるようになったら、ポジション量を増やすことで更なる利益を狙えますが、先ずは1日1000円(10pips)を目標として設定し取引を始めましょう。