初めて社会人になった1年目は戸惑うことも多いでしょうが、楽しいことも待っています。
中でも自分で得た収入で好きなことができるというのは学生時代にはなかったことです。
限りある収入をうまく活用するにはクレジットカードの活用が最適です。
そのクレジットカードを使いこなすためにも、まずは基礎知識を身につけましょう。
クレジットカードの仕組み
クレジットカードにはキャッシングとショッピング機能があります。
キャッシングのしくみは簡単でATMにクレジットカードを入れてお金を借りるというサービスで、クレジットカード会社から直接お金を借りるしくみです。
ショッピングはカード加盟店で利用しますが、カードで決済するとクレジットカード会社が立て替えて加盟店に支払います。
カード会員は後日クレジットカード会社からの請求に従って支払いをします。これを立て替え払い契約と呼んでいます。
クレジットカード会社は加盟店とカード会員から手数料をもらうことで、収入としています。
加盟店手数料は立て替え払いの時に相殺され、会員手数料は分割払いやリボ払いの場合に請求されます。
クレジットカードの支払い方法
クレジットカードの支払いは原則として銀行口座からの自動引落となります。
引き落とし日はクレジットカード会社によって違いがあるので申し込み前に確認しましょう。
給与所得者であれば給料日後の引き落とし日のカードを選びましょう。
一般的には毎月10日、26日、27日、4日と言った引き落とし日があり、中には選択できるクレジットカードもあります。(三井住友カードは10日、26日から選択可能)
返済回数は加盟店でカード決済するときに指定できます。
1回払は手数料がかかりませんが、リボ払いや分割払いは手数料がかかるので注意しましょう。
国際ブランドとは?
クレジットカードのブランドには海外で利用できる国際ブランドがあります。
主な国際ブランドにはJCB、VISA、マスターカード、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブがあります。
日本ではJCBが唯一の国際ブランドです。三井住友カードはVISAブランド単独で利用できますが、VISAと提携しているクレジットカード会社の一つです。
一般的には日本のクレジットカード会社は、自社ブランドと国際ブランドの両方をカードに印刷して、海外でも使えるようにしています。
単独ブランドで発行しているのはJCBと三井住友カードだけです。
社会人1年目で初めてクレジットカードを作るのであれば、国際ブランドはVISA・JCB・マスターカードの中から選びましょう。
アメリカン・エキスプレスとダイナースクラブは高級志向の特殊なブランドです。
3つのブランドはどれを選んでもいいですが、2枚目・3枚目のカードを作るときは、なるべく別の国際ブランドを選びましょう。
カードブランドは複数持っていると、利用できる優待サービスが違うので特に海外旅行では便利です。