服に付いたカレーやしょうゆのシミはなかなか落ちないですよね。
子供がお出かけでお気に入りの洋服にダイナミックに食べこぼしてしまうなんてこともありがちです。
慌ててごしごししても取れなくて諦めてしまうなんてことも。
しかし、シミの落とし方をきちんと知っていればきれいになりますよ。
シミの種類を知る
シミの種類は大きく分けると油、チョコレート、バターなどの油溶性のシミとしょうゆ、酒類などの水溶性のシミに分けられます。
水溶性のシミは比較的落ちやすいですが油溶性のシミは落ちにくいのが特徴です。
シミができてしまったら?
シミができてしまった場合は慌ててこすって落とすことは逆効果。
シミが生地に入り込んでしまい落ちにくくしてしまいます。
まずは洗濯表示を確認しましょう。洗濯で洗える表示や手洗いできる表示があれば自分でシミ抜きができますよ。
水洗い不可のマークがついている場合は、とてもデリケートな素材なため、クリーニングに出しましょう。
カレーなどの頑固な汚れ
紅茶は水溶性で落としやすいシミです。水だけでも落とすことが可能な場合も。
カレーやケチャップ、しょうゆなどは「油分」と「色素が含まれる水分」が混ざり合っているので落ちにくくなります。
まずは表面に付いているシミの表面をティッシュでつまんで、大まかな汚れを取り除いておきましょう。
その後、食器洗いで使う中性洗剤を塗り手でもみほぐし洗剤をなじませます。
タオルを畳んで置いておき、タオルにシミの面がくるように乗せます。
上から歯ブラシでトントン叩き、シミを移すようなイメージです。
叩き方はシミが広がらないように外側から内側におこないます。
水ですすぎ、様子を見てまだシミが多く残るようなら数回繰り返します。
シミに酸素系の漂白剤をシミに直接つけていつものように洗濯をします。
干す時には日に当たるように干すようにします。
カレーの色素は紫外線に当たることで薄くなる性質を持っているので日光にしっかり当てることでシミがより目立たなくなりますよ。
血液のシミをきれいにするには?
鼻血や転んで擦りむいた時に血が付いてしまうこと、子供がいるとありがちなことですよね。
そんな血液のシミはすぐにカレーなどの染み抜き同様の方法を実践すればきれいに落ちますが、時間が経ったものだとなかなか落ちにくくなってしまいます。
そんな時には酸素系漂白剤に粉の洗濯洗剤を同量で混ぜてペーストを作ります。
シミを覆うように乗せて10分ほど放置。その後普段通りに洗濯をします。
染み抜きにはぬるま湯が効果的?
染み抜きは何となくぬるま湯でおこなうと落ちやすいイメージがありますよね。実際、おちやすい成分もありますが、血液の染み抜きに関しては逆効果。
血液はたんぱく質です。
タンパク質はお湯で固まる性質があるので染み抜きをする際はお湯を使わずに水を使うようにしましょう。
卵や牛乳などもタンパク質なので水でしみ抜きをすることできれいになりやすくなりますよ。
外出先ですぐ染み抜きができない時には?
自宅なら服を脱いですぐに染み抜きができますが外出先ではそうはいきません。ここでは外出先での応急処置をご紹介します。
外出先でシミができてしまったらティッシュペーパーなどを水に濡らしシミに染み込ませます。
服の裏側からティッシュやナプキンを押し当て、シミの付いた面からも押さえて挟むようにして移し取ります。
お手洗いなどでハンドドープがあればそれを使うとシミを落としやすくなりますよ。
家に帰ったら酸素系漂白剤をかけて洗濯機で洗濯するときれいになるでしょう。
[box04 title=”まとめ”]
いかがでしたか?子供の食事ではこぼしたりソースが飛んだり頻繁にシミができますよね。
大人でも気が付いたらシミができていることも。そんな時にも慌てずに適切なシミ落としをして、お気に入りの服を長く楽しんでくださいね。
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